アボリジニの森より 豪州サンダルウッド(白檀)とブルーサイプレスで作るアロマ塗香の材料と千代紙の小箱(メール便可)

ZK-SB

1,800円(内税)

定価 2,000円(内税)

在庫状況 28セット

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塗香(ずこう)とは 、香木や漢薬などの香原料を、細かいパウダー状にして混ぜ合わせて作ったものです。
もともとの起源はインドにあり、香木から香料を取り、体に付けて体臭などを消すのに使ったと言われています。やがて仏教で取り入れられ、身体を清める、邪気を寄せ付けないという意味で、修行に入る前や法要を執行する前に行われる前に使われるものとなりました。

一般的な塗香は、昔から邪気を祓う力があると信じられてきた白檀をベースに調合されています。仏教寺院やお仏壇のお線香に近い香りになるのですが、桂皮(シナモン)や丁子(クローブ)などが多めに調香されているので、お線香よりもスパイシーな香りになります。本来の目的が香水と同じく体臭と混ざり合うことを想定しているからかもしれません。

塗香は、材料を乳鉢ですり混ぜることで簡単に作ることができます。精油を加えることもできるので、最近ではラベンダーや桜などお花の香りをプラスした商品も発売されているようです。こちらのザンダルウッドは、アボリジニが暮らしてきた太古の森がら算出されたものです。同じくアボリジニの森から生まれたブルーサイプレスのスーッとした香りを少しだけ足すことで、深い森と大地を思わせる独特な香りとなります。森林浴をしているような樹木の香りは、日頃の緊張やストレスを緩めてくれることと思います。

【紙箱について】
可愛らしいサイズの千代紙の貼り箱です。身箱は全て赤色です。上箱の柄模様は様々ですので、お好きな箱の番号をお選びいただきご注文くださいませ。

サイズ:上箱 5.5 x 4.5 x 2.1 (手作りのため、お品物ごとに誤差があります)
    身箱内側 5.0 x 3.8 x 2.0 (手作りのため、お品物ごとに誤差があります)

【塗香:作り方のポイント】
* 乳鉢にサンダルウッドの粉末を入れ、精油を少量加えます。精油の香りは強いので、調合の際には1滴2滴の少量ずつ加えて乳棒ですり混ぜてください。お手持ちの精油を加えてアレンジすることもできます。丁子や桂皮、大茴香などを極少量加えることで香りが複雑に変化します。ただし、これらの漢薬系の香木の香りは主張が強いので、くれぐれも入れすぎないよう、耳かき1杯弱でも香りは変わります。

調香するときは、強くクンクンしすぎると嗅覚疲労で香りがわからなくなってしまいます。鼻腔で香りを止めるようすると鼻が疲れにくいと思います。慌てず考えすぎず、新鮮な空気や全く異なる香り(コーヒーなど)で鼻をリセットしながら調香すると良いと多います。代表的な香材料はアロマ雑貨として在庫限りですがお分けしています。よろしければご利用ください。

* より塗香らしい香りにするには、丁子、桂皮、大茴香などを少し多めに加えてみると良いでしょう。この時も入れすぎは禁物です。耳かき1杯2杯の量で加減してください。極少量で香りが変化します。難しいようですが、ここが楽しみでもあります。香木の香りは西洋のアロマとはまた違った日本人に馴染みある和の香りを作り出しますので、色々とお楽しみいただけると思います。

出来上がった塗香は、小さなチャック袋や100均で売っているような小さなクリーム容器入れると良いと思います。薬包紙やパラフィン紙で包むのも良いでしょう。遮光密封したほうが香りは長持ちします。アルミ箔で包んでおくのも良いと思います。

***塗香を手作りするにあたっては、乳鉢と乳棒があると簡単できれいにできます。少量の香りを試しにすることもできて便利です。材料を入れすぎるとやりにくいので、小さな乳鉢の場合は、3分の1から半分など少量に分けたほうがきれいに混ざると思います。お茶碗やスプーンなどで代用することも出来ますが、やはりやりにくいかと思います。(乳鉢は大手通販でも取り扱っています。)恐れ入りますが、この点をご了承の上ご購入くださいませ。*****

塗香は、文香として、お手紙やメモに香り付けしてお楽しみいただくこともできます。上品で落ち着いた香りもまた魅力的だと思います。コロナに振り回された一年でしたが、邪気払いと健康を願い調合していてはいかがでしょうか。

<内容>
オーストラリアン・サンダルウッド粉末 5g
ブルーサイプレス精油 2ml
精油用スポイト 1本
千代紙の小箱 1個


【サンダルウッド粉末について】

西オーストラリアのアボリジニ居住区に自生するセミパラサイトの樹木、Santalum spicatumはオーストラリアンサンダルウッドと呼ばれ、オーストラリア政府の保護樹木です。Santalum spicatumの精油の生産は、政府の免許制になっており、非常に多くの書類提出が要求され、また、審査も厳しいため、現在、免許を持つものは国内で2人(2社)しか存在しません。こちらは、Mr.デイから、グレードが高いサンダルウッド粉末を直輸入しています。

生産にあたっては、許可業者といえども、直接アボリジニの居住区に立ち入って、木を切ることは許されていません。政府の職員が立会いの下に決められた数だけ伐採され、チップにして生産者に納入します。配給のようなものですから、当然、世界市場を埋め尽くすほど多くは作られていません。そのため、不正な手段でサンダルウッドオイルを作っているものも多くいるそうです。不正な手段とは、アボリジニから木を盗むことや合成品を作ることなどです。

サンダルウッドはhemiパラサイトと言って、はじめは単独で育ちますが、その後は、他の木に寄生して育ちます。インドで植林したSantalum albumは、樹齢12年ほどで心材が出来始めますが、オーストラリアで植林したSantalum albumは、14年でたっても25%は心材を形成しておらず、20年たっても14%が心材が見られないままなのだそうです。精油を採るためのサンダルウッドを人工的に育てるのは難しいことなのです。インドのサンダルウッドと西オーストラリアのサンダルウッドは植物名が異なり、含まれる成分も異なります。インドのサンダルウッドは、内側にある、濃い茶色の部分からしか精油が採れないそうですが、オーストラリアのものは、ごくわずかではありますが、外側の、巻きついたような、薄い色の部分からも精油が採れます。

オーストラリアのサンダルウッド精油の生産者、ジョンは、世界のサンダルウッド生産者連合のメンバーです。これは、国からライセンスをもらった人たちや研究者だけがメンバーになれる組織で、1年に1回、世界会議が開かれ、世界のサンダルウッドを保護しつつ、精油やハイドロゾル、お香などを生産していく方法や、サンダルウッドに関する学術研究の発表などが行われています。

オーストラリアン・サンダルウッド粉末
植物名:Santalum spicatum
部位:木の幹の部分
生産責任者:Mr.デイ
生産年月:2016年

* サンダルウッド(白檀)の粉末は、精油を抽出した後のものに香料を添加したものが多いと言われていますが、このパウダーは精油を抽出する前のもので、香りの添加や調整は一切行われていません。オーストラリアのSantalum spicatumの木のチップを精油を含んだままの状態で粉末にしたものです。
* 香原料ですので、特に使用期限はありませんが、他の匂いが移りやすいので、精油などと一緒に保管するのではなく、遮光できる瓶や缶に密封して冷暗所で保管してください。

【ブルーサイプレス精油について】

ブルーサイプレス精油は、ノーザン・テリトリーの北部の固有植物Callitris tntratropicaの芯材や樹皮などから水蒸気蒸留法で抽出する、カマズレンとガイアズレンを含む、青い色の精油です。

Callitris intratropicaは14種ある、オーストラリア固有種のヒノキ科の一つで、地元では「ノーザン・サイプレス」と呼ばれ、成木は25メートルほどの大木です。ゆっくりと成長し成木になるまで20年ほどかかります。また、一度伐採すると、二度と再生しませんので、種を絶やさないため、ほんの少量の決められた数ずつしか伐採できません。

アボリジニは部族ごとに呼び名が異なり、Tiwi族にはKarnitirrikani、Djambarrpu族にはGangi/Lanapu 、Rembarrnga族にはMunlark、Jawony族にはKatanjと呼ばれています。虫がつかない建材としても知られています。熱帯に属するダーウィンの歴史的建造物の多くに、Callitris intratropicaが使われています。

1994年、オーストラリアのヴィンス・コリンズと、DPIニューサウスウェールズ(現在は、サザンクロス大学プラントサイエンスに所属)の化学研究者マイク・ラッセルが偶然に起こった反応で発見した精油です。木の部位の配合率や重ね方など、コリンズ氏独自の手法によるもので、2002年のオーストラリアの基準による製法特許を取得しています。シドニーオリンピックでは、オーストラリアの香りとして紹介されました。年間にわずかな量がMr.コリンズによって生産されています。

当店のブルーサイプレス精油はノーザンテリトリー政府からただ一人、Callitris intratropicaの伐採を許可された世界で唯一の生産者Mr.コリンズから直輸入した、正真正銘の真正ブルーサイプレス精油です。特許の水蒸気蒸留製法で、48時間かけて抽出された深みのあるヒノキのような香りが特徴です。

学名:Callitris intratropica
抽出部位:木の幹全体(樹皮も含む)
抽出方法:水蒸気蒸留法 (Mr.コリンズの特許製法)
生育地:オーストラリア ノーザンテリトリー
蒸留地:同上 
生産責任者名:Mr.コリンズ
生産年月:2019年3月
使用期限:抽出から未開封で3年

● ブルーサイプレス精油は冷蔵庫の中で保存すると、グアイオールが結晶化しますので室温で保存してください。寒冷地など室温が冷蔵庫以下の場合は、新聞紙とタオルなどで包んで防寒してあげてください。春・秋の心地よいくらいの温度のところが理想です。もし、寒さによりブルーサイプレス精油の中に粗塩のような結晶が見られたら、手のひらでゆっくり温めるなどで落ち着きます。品質には影響しません。

● ブルーサイプレスオイル誕生と生産者の苦難 【KAKADU BLUE - Bitter Blue ストーリー 】
ブルーサイプレスオイルは、ヴィンセント・コリンズ氏と、ニュー サウスウェールズ州 Department of Primary Industries(現在はサザンクロス大学プラントサイエンス)の化学研究者マイク・ラッセ ルの共同研究により生み出された精油です。蒸留法は特許を取得し ています。 Callitris tntratropica は、ノーザン・サイプレスと呼ばれていたた め、それから生まれた青い精油と言うことで、“ブルーサイプレス”と 名付けられました。それがオリンピック委員会の目に留まり、シドニーオリンピックの香りとして紹介されることになり、ブルーサイプレスは、シドニーオリンピックの香りとして紹介されることになりました。

コリンズ氏 と家族は精油の本格的な商品化に着手します。ところが、ブルーサイプレスオイルが生み出す大金を期待し、偽物の製造とマーケティ ングを行うものが現れ、潤沢な資金と人脈を使い本物を抹殺寸前に追い込みました。 コリンズ氏は 偽物製造者を告訴し、たった 一人で10年にわたり法廷で争います。 弁護士も使わず、自らを破産に追い込んでまで戦い勝訴の通知を手にしま した。 これによりコリンズ氏は、ノーザンテリトリー政府から、 すべての Callitris intratropica の伐採と管理の権利を与えられまし た。

偽物のブルーサイプレスオイルは学名を変えて今も市場に出回っていると聞きます。本物のブルーサイプレスオイルは、コリンズ氏が商標権をもつ「KAKADU BLUE」のブランド名で販売されているものだけです。コリンズ氏が全てを捧げて守った精油の放つ香りは深く、保香性も高いので香水のベースとしてもお勧めです。

<ブルーサイプレスの蚊除けの効果>
昔から地元のアボリジニは、ブルーサイプレスを蚊よけの木と呼び、その枝を燃やして伝染病を運んでくる蚊から自分の身を守っていました。2011年にドイツのKurt Kitzing GmbHの実験の結果によると、ディート(N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミド)よりも5%ほど高い忌避効果があるようです。シトロネラより肌刺激が少なく、僅かですがグアイオールに紫外線防止効果もあるので夏に適した精油です。

詳細・最新情報は、Aroma of Australia 代表が発信する精油生産者と消費者を繋ぐ Aroma of Australia のブログをご覧ください。
  
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